アハモの発表で思い出した「僕がドコモを解約した理由」


新政権肝煎り政策のプレッシャーもあってか、ここにきてドコモの本気度がすごい。

もはや説明の必要もないだろう。ahamo(アハモ)のことだ。

柳沢○吾ちゃんの持ちネタにどこか似ているネーミングはなかなかスッと馴染まないけど、5G対応で20GB使えて月額2980円という価格破壊はすごい。

しかも5分間までの通話無料で追加1000円で通話し放題オプションも付けられる。

海外利用も可能で、看板はサブブランドじゃなくて、あくまでドコモブランドのまま。



かつて“パケ死”なんてのも経験してきた世代からすると最強じゃん…ってか、格安ブランドいじめに近いじゃん。ただ、老若男女スマホを持ってる時代にわざわざ「若者向け」なんて世代を区切ったような売り方は鼻につくところだけど。

たぶんドコモから格安ブランドに行った人もドコモ回帰の流れができるんだろうね。

かくゆう僕も3年前くらいにドコモから某格安ブランドに乗り換えた一人。

それまでずっと、ケータイを持ち始めた最初の半年を除いて、15年以上ずぅっとドコモだった。


ショップ店員からなんとなく出た一言に…


数年前に中野に住んでいた頃、料金プランの変更を考えていた時にちょうど使っていたiPhone6が壊れたので、機種変更を兼ねて中野のドコモショップに行った。

すると僕より若いであろう店員のお兄さんが出てきて、僕の使い方を診断してくれた。

それで詳しく覚えてないけど、彼が提案してくれた選択肢が下のふたつ。

・データ通信が2ギガまで使えて通話し放題で〇〇〇〇円

・データ通信が5ギガまで使えて5分間通話無料が付いて〇〇〇〇円

プラスいろんなオプションの話がごにゃごにゃと続く。

いや、なんか言ってることの意味がよく分かんないよ…。

余談だが、僕は編集者たるもの世間のニーズを拾うためには「一般 of 一般的」な感覚を持ってなければならないと思っている(たぶん、表面からはそういうの伝わっていないのが痛いところだけど…)。

そう思っているから、僕が分からないことはきっと日本人の9割の人が理解のできないことだと考えてしまう。この時もそんな感じだった。

なんか、ちょっとよく解らないから契約の継続含めて見直そっかな…。

僕がそう伝えると、ショップの彼はこう言った。


え? ここまで

15年以上も

契約してるのに、

他に移ったら


もったいないですよ。


それ聞いて、僕、ポカーン。




「もったいない」のはどちらだい?


仮にも日本語を扱う商売をしているので、悪気はなくても言葉には敏感なんですね。

もう15年以上もドコモに利用料を払い続けてきた。iモードだって登録者1万人以下の頃から使ってきた最初期ユーザーだった。さっきも言ったように、よく“パケ死”してバイトの給料の半分以上を携帯料金に持ってかれたこともあった。スマホ時代になってもなかなかiPhoneが出ないからソフバンにしようかと思ったけど、ドコモを信頼してアンドロイドスマホを使い続けてきた。家族割に引っ張られて家族みんながソフバンに移った後も一人だけドコモで貫いてきた。今だって毎月1万円以上の携帯料金が家計を占める割合は低くない。そして、たぶんこのお兄さんの何倍もドコモとの付き合いは長い。

きっと僕は細くとも長〜いお付き合い客なんだけど、それでも「新規割」とか「おかえり割」とかばかり盛んで、長期ユーザーに対する恩恵はほとんどないじゃない。


「もったいない」のは

“太い客”を手放すおたくと

他社を選び放題のボク


果たしてどちらだい?


そんなことで怒っても仕方ないので、こみ上げるものを堪え、ただ淡々と「考えます」とだけ伝えて外に出た。

そして、その帰り道。中野駅前のアーケードを歩いていると、当時できたばかりの格安ブランドのショップを前を通った、ちょうどiPhoneを扱い始めたばかりだったので店員に料金体系を聞いてみた。

「1ギガだと1980円、2ギガだと2980円、5ギガだと〇〇○○円…。5分間なら〇〇回まで通話無料っすー」

やっす、そしてわかりやすー。でも、電波とか大丈夫なの?

「〇〇〇〇(親ブランド)の通信網使ってるんで大丈夫っすー」

番号も今までと同じでいけるの?

「大丈夫っすー。ただ、今までのキャリアメールは使えなくなりますー」

キャリアメール? もうしばらく開いてもないからイ・ラ・ネ。
なんか、さっきのお店と違う種類の軽さがあるのが気になるけれど、じゃ、こちらに移ろうかしら。

そうして、その日にドコモとサヨナラして別ブランドに乗り換えたのだった。
15年以上もお付き合いしたブランドはドコモくらいしかないので、もちろんいろんな思い出が走馬灯のようにかけめぐったけれども…。

そういう経験から今になって感じるのは、わかりづらい料金体系が解約の第一要因だったものの、ショップ店員の「もったいない」という一言が最後のひと押しになったことは間違いなく、ドコモや他の既存キャリアが大切にしてきた(…と思われる)属人的なサービスがデメリットにもなりうるということ。だって、機械ならそんなクリティカルな失言はしないしさ。

そして明瞭な料金体系かつ、人を介さないオンライン申込というアハモみたいなサービスが前からあったら、多少料金が高くてもドコモから離れなかった気もする。

さてさてアハモのコスパに負けてドコモに戻るかどうか。
ここはなかなか迷いどころ。うーむ、どうしよっかな。

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