ウォーターズ竹芝のパブリックスペースがなんかスゴかった

勝どきに住んでいると、銀座・新橋や東京駅の方面に行くことはあってもそれ以外の近所に出かけることはなかなかない。たとえば、お台場に行けばダイバーシティやらパレットタウンやらいろいろ揃ってはいるんだけど、ここ湾岸地区は南北の公共交通が非常に不便な地区である上、自転車で行くにしても台風みたいな向かいを喰らいながら勾配の大きな橋を2つ3つ渡らなければならないだけに、行くこと自体が一つのトレーニングで心理的な距離は実際の距離の2倍くらい遠い気がする。きっと、この辺に住む多くの人が同じ印象を抱いているんじゃないだろうか。
そんな中で先日、仕事の都合で竹芝に行く用事があって、今年オープンしたばかりの「ウォーターズ竹芝」に立ち寄る機会があった。
ウォーターズ竹芝は竹芝桟橋のすぐ近くに今年6月オープンした複合施設。勝鬨とは東京湾の入り口を挟んで向かい合うような関係だ。
タワー棟とシアター棟という2つのビルがあって、レストランやショップが集まるアトレ竹芝、ラグジュアリーホテルのメズム竹芝、劇団四季の新劇場の3つがメインの施設となっている。実は既に何度か来たことがあるが、6月の一部開業から徐々に各所がオープンしていった経緯もあり、ほぼ完成した形を見たのは今回が初めてだった。

悲しいことに開業とコロナ禍が重なってしまって十分なPR活動ができなかったはず。だから今だに穴場的感が拭えないが、四季劇場をはじめとして文化的施設が近くにあるほか、オフィスも多く、近隣にはベイサイドの高級マンションも集まる大人密度の高い街なので、施設内はハイセンスなレストランやショップが集まっている印象。この日は土曜日だったのでオフィスワーカーは少なかったが、ニューピアホールで往年のアイドルのコンサートがあったようで、長いファンと思しき女性たちの姿が多かった。
商業施設もさることながら、僕なんかが気になってしまうのは作業できそうなスペースがあるかないかということ。その点でいうと、水辺に作られた広場は心地いい。一応、水上バスの「船着場」と定義されているようだけど、芝生の庭が広がりテーブルや椅子が置かれた空間は広場といっていい。ビルの外縁部の一部は階段と一体化したテラス席になっている。

ただ、暖かい時期ならここで作業するのもいいけれど、今の時期はなかなかしんどい。そういうわけでシアター棟のアトレ竹芝に入ってみたところ、入ってすぐのパブリックスペースがこんな感じでスゴかった。

何だろう、この普通にドラマのロケ地とかに出てそうなシャレオツ感。やたらキラキラしちゃってるし、室内なのにテントみたいのあるし。座り心地良さそうなソファもいっぱい。
誰でも無料で利用できて食事や飲酒はNGだが、飲み物の持ち込みはOKとのこと。

ちなみに、このスペースに電源は無いようだけれど、隣のタリーズコーヒーに電源があるので、困った際はそちらが利用できる。

調べてみたら、ここは恵比寿にある有名インテリアショップのプロデュースによるスペースで、あくまでも「期間限定」とのことらしいが、きっとあるうちは何度も来ちゃうだろう。むしろずっとこのまま常設にして欲しい。
豊洲もららぽーとが拡張されて作業向きなカフェやパブリックスペースがだいぶ増えた。勝どき自身はそういう公共的なスポットがまだまだ足りないと思うんだけど、ひと足延ばしたところにゆとりあるスペースができて、どんどん暮らしやすくなっている気がする。
うーん、マンダム(←唐突に言いたくなった何の意味もない一言。ここで何を言おうと僕の勝手ですので。笑)
それでは。来週もがんばろう。