タコス好きのタコ野郎ですみません。

【冒頭にてお詫び】
※随分前に書いたまま放置してしまった記事です。既に同様のネタをリアルタイム時にTwitter上に書いており、そこから多少のタイムラグが生じておりますが、記事の品質に健康上等の問題はございませんので、そのままの状態で上げさせていただきます。ペコリ

episode.1  吾輩、タコ野郎である。

恥ずかしながら、つい先日もタコってしまった。

なぜかっていえば、それはドンキホーテに行ったら…、

オールドエルパソの「タコスキット」が、たったの100円で売っていたからねっ!

賞味期限間近ということで定価の8割引きくらい。これはドンタコーーーーーーーース!の驚き。

なぜ、タコスキットがお菓子売り場の中にまみれているのかは謎だったけど、これは掘り出し物だと思ってとりあえず2箱買ってきた。



そして、ちょうど翌日の昼間に東京五輪・侍ジャパンのメキシコ戦があったので、これはちょうどいいと思って作ってみたぞ。

個人的にはハードシェル(スナック菓子みたいな固い皮)よりもソフトシェル(柔らかいトルティーヤ)の方が好きだけど、100円で買ってきたものに文句を言える立場ではない。

タコ野郎を自認するだけあって僕にとってタコスは思い出のグルメであり大好物のひとつだ。ここではそんなタコスの思い出を語っていこう。

episode.2  タコ野郎の目覚め

このタコ野郎(僕)が初めてタコスに出会ったのは19歳の頃、大学時代の夏休みに約1ヶ月の語学研修でアメリカの大学へ行った時のことだった。研修地の大学があったのは車が無いと何かと不便な環境。ただ、大学の前には徒歩で1時間もあれば回れてしまうくらいの小さな町があった。

研修は午前と午後に2時間程度の授業だけ。その他いくつかの課外プログラムがある以外は基本的に自由時間だった。同じ大学から来た学生は同部屋の子たちでつるんでいたけど、僕はせっかくアメリカにいるのに日本人と群れていても仕方ないと思って、毎日、町の中をあてもなく散歩していた。

映画館で日本公開前の作品を字幕なしで見たり、マクドナルドで日本にはないスーパーサイズを体験したり、店内のアロマがどギツいアバークロンビーの店内をプラプラしたり、毎日おんなじコースを歩いていたけど、見るものすべてが新鮮で飽きることはなかった。

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そして毎日の散歩でお気に入りの場所になったのが、最初の頃に現地の学生に連れて行ってもらった「タコベル」だった。タコスという料理自体がほぼ初体験。トルティーヤに包まれた甘辛い牛ひき肉やチーズ、レタス、トマトが舌の上で混ざり合う衝撃的なおいしさ。それまでの数日間、炭水化物と肉ばかりの食事につかれていたこともあって一発でハマった。

それから毎日のようにタコベルへ通った。朝も昼も夜も食事は大学のカフェテリアで食べ放題だったけど、その間にタコスを入れられたのは若さゆえの食欲があったからだろう。追加料金でチキンステーキを挟んだやつとか、ブリトーなどの別メニューも試したけど、やはりシンプルなソフトシェルのタコが一番うまかった。

これが僕の中に起こったタコ野郎の目覚めである。たとえ、他のタコ野郎から邪道だと言われても、僕にとって心のタコスはタコベルのタコスなのである。

episode.3  グアム島の戦い

それから数年後、マイルを利用してもらった特典航空券でグアム島を経由する機会があった。最終目的地は香港。マイルを使える航空会社の都合でグアム経由香港行きという意味不明の回り道だったが、この時はひとつ楽しみにしていたことがあった。それは、その数年前に大学の友達とグアムに遊びに来た際、ショッピングモールのフードコートにタコベルがあることを知っていたからだ。

もしかしたら空港のフードコートにもタコベルがあるかもしれない…、ふっふっふ、ふっふっふ。しかし、そんな含み笑いが止まらない僕の期待は空港到着後、簡単に打ち砕かれる。空港にタコベルはなかったのである。



だが、タコ野郎を名乗るからには、そんなことでへこたれるわけにはいかない。空港から30分も走ればタコベルのあるショッピングモールに行けることは知っている。香港への便が経つまでには3時間以上ある。タクシーに乗ってモールでタコスだけ食べて帰ってきても、全然余裕があるはずだ。そこでトランジットゲートを通過する前に、ゲート横の空港職員に聞いてみた。

僕「すみません、乗り継ぎまで時間あるんで空港の外に出たいんだけどー」

すると、空港職員の黒人男性はにべもなくこう返してきた。

空港の人「あー、これだと空港から出られないね」

僕「なんでや?」

空港の人「そういう法律だし」

僕「どうしても街に出たいんだよぅ!」

空港の人「時間ないのに、どうしてそんなに街に出たいの?」

僕「タコベルに行きたいんだ!」

その一言を聞いて、鼻でひと笑いした彼。そして、こう言った。

「この中のフードコートにバーガーキングがあるから、それで我慢しろ」

な、何ぃ、バ、バーキンだとぉ…。

僕「バーガーキングは東京にもいくらでもある。タコベルは日本にはないのだ」

空港の人「知るか、とにかくどうでもいいから早くゲートくぐれよ」

結局、グアム島の戦いに敗れ、泣く泣くタコベル来店を断念。もちろん帰りもグアム経由で、タコベルにも行けず、南の島帰りの浮かれポンチたちの中で自分だけが中華料理の香りを漂わせていた屈辱を今でも忘れられない。

あれから長い時が過ぎ、今では日本にもタコベルができた。ウチから10分のところにもあるし、ウーバーイーツなんかで注文もできてしまう。まぁ、でも近くなってしまうと渇望みたいな感情も薄れてしまい、最近はもっぱら手作りタコ野郎になっている。こんなこと書いたら久しぶりにタコベルのタコスが食べたくなった。明日のランチはタコベルで決定だな。

今日も相変わらず取り止めのない破茶滅茶な内容でした。それでは。

【about me…】

鈴木 翔

静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済など様々。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。

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