東京に来た家族や友人と会食する時に何を食べるか問題

これが現実の日常です

知人の上京、果たして何でもてなすか

遠くに出かけたら、その土地のものが食べたい…とは、多くの人が当然のように思うことだ。旅行だけでなく地方出張に出た時なんかでも、往きの新幹線の中などで“ひと仕事を終えた後のお楽しみ”を調べている人は多いはず。

今日はその逆パターンのお話。自分が東京に誰かを迎える時のことについて。

今はコロナ禍の影響で地元から誰かが来るということはないが、こうなる前は家族が東京に遊びに来たり、友だちが出張で上京したりして、年に何回かは東京で食事をするということがあった。

その場合、どこで食事をするかを考えるのはだいだい僕の役割になる。相手は何となく東京っぽいものを楽しみにしているわけだが、“東京っぽいもの”というのは意外と難しく、目新しさや相手の好みに合わせて期待値を超えるものを探すとなると結構骨が折れるのだ。こちらは普段から仕事でリサーチ的なことをたくさんやっているので、誰かを連れて行く場所を探すことなんて正直楽しくもなく、テレビなんかで紹介されていた場所を指定してくれた方がありがたいというのが本音なのである。



まだ上京まもない頃に母親と銀座の高級イタリアンに行ったこともあるし、韓流ブームの頃には出張で来た友人を上野のサムギョプサル屋に連れて行ったこともある。また、同じく出張で来た別の友人を日本初上陸の香港点心の店に連れて行ったことなんかもある。

ただ、そういうのを何度か経験するうちにお店選びの考え方がちょっと変わってきた。

大きなきっかけは、東京に何回か遊びに来た母親がよく言う言葉だった。

テレビの情報番組などで気になった店をメモして溜め込んでいる割に、東京に来る頃にはそれをすっかり失くし、いつも「どこに何があるかわからないから、あんたにおまかせ」となる母。

物欲より食欲のタイプなので銀座三越や松屋銀座のデパ地下に連れていったり、先述のように銀座の高級イタリアンや築地の海鮮丼の店に連れていったり、老舗の鶏料理屋で一杯数千円するような親子丼を食べたり、我ながらなかなかいろいろ考えて“おもてなし”をしてきた。

ただ、東京に来た時も実家に土産を持って帰った時も、ことあるごとに彼女はこう言う。

「東京にいると、こういうものがすぐに食べられていいね」

と。

いや、マミー。ちょっと待て。

気張らなくても“スタバ物件”でOK?

いつも“おひとりさま”の僕が、常日頃から高級イタリアンや海鮮丼や究極親子丼なんかを食べ、デパ地下で食後のスイーツをゲット…なんて生活をしていると思ったら大間違いなのである。

現実は地元にいる時の生活と同じように、外食なら牛丼とラーメンと安いそばとハンバーガーなどのローテーションなのだ。自炊にしたって自宅から歩いてすぐの普通のスーパーマーケットで普通の食材を買ってきて、実家にいる頃とほぼ変わらない食生活をしている。むしろ、何でもお金と交換の都市部に比べたら、近所の縁なんかで土地の食材が手に入る実家の方がよっぽど豊かな食生活をしているぞ。

しかし、母親にしても友人にしても、せっかくだからと背伸びしたところに連れて行ったら、

あいつはこっちで

派手な暮らしをしている

と誤解を招きかねないと僕は考えた。

その上、高級店なぞに連れていっても、だいたいは1年もすれば、あの時にどこで何を食べたかなんて忘れる(少なくとも僕の周りにいる愉快なメンバーは)。そう思うと、彼らの記憶に強く残り、いつかどこかで蘇るようなものを食べた方がいいんじゃないかと思えるようになった。

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そんなことを考えながら頭の中をガラガラポンした結果、気張らなくても、

僕が普段から食べている

ジャンクなもので

そのうち地元にも

上陸しそうなやつ

でいいんじゃないかという結論に行き着いた。

たとえば、かつて日本に上陸したてのスターバックスみたいなものだ。

今では全国各地にあるスタバも20年くらい前は、県庁所在地なんかに店ができる度に大行列ができて、各地の県内ニュースのネタになっていた。僕も地元・浜松の中心街に地域初のスタバができた時の騒ぎぶりを忘れていないし、同じ時期にアメリカへサマースクールに行った際、あちらでは大して珍しくもないスタバを見て目を輝かせて飛び付いて行くメンバーたちの姿を見た。

店そのものじゃなくて、マクドナルドなんかでも海外でご当地メニューに逢えると嬉しいじゃん。

それと同じで今はまだ都心近辺にしかないけれど、いずれ話題になりそうなチェーン店に連れていってあげた方が、高級店や通が知る老舗店などに連れていくよりもインパクトが強いんじゃなかろうかと。そして、その店が地元にオープンした時に

「あー、これ知ってるー、

東京で行ったことあるー」

と言えるような話題のタネを仕込んでおいてあげた方が、実はおもてなしとしては成功なんじゃないかと考えたわけである。



こうした“スタバ物件”。かつてだと、ラーメン二郎とかゴーゴーカレーとかクリスピークリームドーナツなんかがそれにあたるだろうか。最近では高級食パンとか。そして2022年のUp to dateなものだったら、

ブルー◯トルコーヒー

とか

鳥◯族のハンバーガー

とか

◯乃屋カレー

とか

ひとり焼肉

そして、おみやげは、

フルーツ大福

とかなんだろうか。どれも普通に魅力的なラインナップなんだけど。

まぁ、最近はららぽーとのようなショッピングモールが地元にもできて、流行っぽいものがすぐに出店するようになってきているけどね。

コロナ明け、東京にいらっしゃる皆さんとこれらのグルメが味わえるのを楽しみに待っています。

なお、そんなこと言いつつも、誰かとだとお支払いが高くなってしまうようなトンカツのお店や老舗の蕎麦屋は一人でこっそり行っているし、デパ地下も実際にはそこそこ頻繁に利用しているんだけど、それはこのブログを最後まで読んでくれた方と僕だけの秘密ということで。

それでは。

【about me…】

鈴木 翔

静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済などノンジャンルでありオールジャンル。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。

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