吉野家を再現⁉︎ 家牛丼の味を数段アップさせる韓国アイテムとは



家牛丼はいいぞ

業務系のスーパーに行くと、100g200円以下とかで割と安く手に入る牛バラ肉の大型パック。私のような一人暮らしだと多すぎる量なのだが、我が家ではこれを牛丼にして一部を冷凍ストックするなど、結構重宝している。

外でも比較的安価で食べられる牛丼をわざわざ家で作ることもなかろうと思うかもしれないが、食べ盛りの諸君なんかだったりすると、お店の牛丼は、

肉、少なっ!!!

と思うことはないだろうか。



それに対して、家牛丼には思う存分に肉を盛り放題できるというメリットがある。

好きなだけ肉マシマシ牛丼が楽しめるのだ。

ただ、しばらく前まで、僕は自分の作る家牛丼の味がイマイチ物足りなかった。吉野家やすき家の味を舌が覚えているので、やはりどうしてもあの味と比べてしまうのである。

ニンニクを入れてみたり、ワインを隠し味に使ってみたりしたけど、深みというかパンチというか、つゆに何か一味が足らないのだった。

自分なりに研究してみたところ、牛丼屋の前を通った時に感じるあの食欲そそる匂いにヒントがあるのではないかと思った。まことしやかに言われているものをいろいろ試してみても、あの香りが出ないから、何か別のものが入っているに違いない。

そんなことを頭に置きながらスーパーを歩いていたら、「だし」のコーナーであるものが目に入った。

それは「ダシダ」という商品。

上から読んでも下から読んでも、

ダシダ

元子役の人気タレントといえば、

アシダ

近鉄バファローズの元監督は、

ナシダ

日本の首相は、

キシダ

…………ゴメンネ、フザケスギタヨ。


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とにかく怪獣のような交通系ICカードのような名前なのだが、その正体は韓国メーカーが販売している牛だしをベースにした粉末の調味料だ。

Amazonの商品説明を引用すると次の通り。


■ダシダ 牛肉だしの素

韓国の家庭の約8割が使用している調味料。素材の美味しさがギュッと溶け込み、韓国本場の味をすぐに再現できます。

いつもの料理の味がワンランクUP! じっくり煮込んだ牛骨エキスに玉ねぎ、ニンニクなどの野菜と薬味を配合。素材の美味しさが溶けこんだ粉末調味料。

(引用:Amazon.co.jp)


家庭の約8割で使用ということはほぼ独占ですね。すごい。

たしか、韓国旅行の後にスンドゥブを作りたくなった時に買った気がするけど、日本の家庭料理では使わないアイテム。ただ、店の牛丼は肉のエキスだけであれだけの牛っぽい匂いが出る気がしないし、何らかの方法で牛肉風味を“ドーピング”している可能性は大いにあるなと。一度試してみる価値があると思ったのである。

ダシダを使って実践!

まずは水、しょうゆ、砂糖、酒、ショウガ、つぶしたニンニクを入れて作ったつゆにタマネギを投入。

ちなみに厚揚げとしらたきも入れるのが僕の牛丼の定番だ(かさましにもなる!)。

そこに今回のキモであるダシダを適量入れてみる。

むむっ…と、鼻腔に伝わる牛っぽい独特の香り。しかし、この時点で、あの牛丼の香りかといえば、そうではない。

そして、玉ねぎに味が染み込み、しんなりとしてきたところで主役の牛バラ肉を鍋の中へ。肉同士がくっつかないようにかき混ぜて蓋をする。

肉を煮込み始めて数分すると、肉自体の風味がダシダによってブーストされた食欲そそる香りが…。

あぁ、これだわ…

と、何かを掴んだ気がしたのである。



もちろんダシダを使っているのといないのとで見た目は変わらないのだが、つゆのコクがまったく違う。この発見をしてから、僕は外で牛丼を食べることがなくなったとか、そうでないとか…。

一定の周期で食べたいタイミングがやってくる牛丼。特にお店で大盛とか特盛とか頼む人は、自宅であの味が思い切り楽しめるので、ぜひ試してみてください。

【about me…】

鈴木 翔

静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済などノンジャンルでありオールジャンル。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。

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