冬場が過ぎて余ったハナマサ「鍋用ラーメン」を使って、ペヤング風焼そばを簡単自炊
春が来て、
君は綺麗になった。
去年よりずっと
綺麗になった~♪
…ではない。「春が来て」から始めたら、つい枕詞のように昭和の名曲のフレーズが出てしまった。そんな前振りは果たしてイルカ……。
……はい、仕切り直しましょ。
春が来て、生活の中もいろいろと模様替え。冬服はもちろんのこと、寒い間がんばってくれたヒーターなんかを押入れへ。キッチン周りでも、すき焼きにおでんにと大活躍してくれた一人鍋の出番が終了。汗ダラダラかくことを承知で急に鍋料理が食べたくならない限り、また秋まで登場する機会はないだろう。
そんな風に食回りを整頓していたら、ある残り物アイテムを発見してしまったのである。
それは、ハナマサの鍋用ラーメン!
しかも3つも…。
もう鍋料理はシーズンオフなのに、やってしまったぁぁぁ(泣)。
インスタントラーメンとして普通に食べればいいのでは…と思う人が多いかもしれない。しかし、これは鍋の締めに食べる用なので、スープがなく、麺しか入っていない商品なのだ。
まぁ、こうして余っている訳がないわけではない。ざっくり言うと、「ラ○」みたいな生麺食感に慣れた世代からすると少し物足りない味なのだ。加えて鍋料理の中でもキムチ鍋やモツ鍋など相性のいい相手を選ぶので、大体の場合、何にでも合ううどんに浮気していたのである。
しかし、フードロスの観点からいっても、捨てるのはもったいない。だからといって別の活用方法もあるだろうか…と考えていたら、そういえば、この麺の食感って、むしろアレの方が近いし、アレなら今ある調味料で簡単にできそうだと思ったのだ。
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「アレ」というのは、ペヤングのカップ焼きそば。茹でた麺をソースに絡めれば、そこそこ近い味になると思ったのだ。
がっつり自炊中心で、最近は少し縁遠くなっていたあの味が懐かしくなり、さっそくチャレンジしてみた。
使うのはフライパン一枚のみ。
水を入れたフライパンを火にかけて沸騰したら、まずは具材を投入。フリーズドライの具材は作れないので、ありものの中からモヤシとウインナーを入れてみた。
2~3分ほどしたら鍋用ラーメンを投入!
麺の茹で時間は約3分。菜箸でほぐしながら時を待つ。
麺が茹だったら、フライパンの水を捨てて、麺と具材だけで炒める。
水気が飛ぶ前に味付け。ウスターソースの方がいいような気もするが、この前使わなかった3食焼きそばの粉ソースがあったので、今回はこれを活用するといたそう。
おまけにマヨネーズも入れて、背徳感をプラス。
好みでブラックペッパーなんかを加えて完成。できあがりはこんな感じ。
食べてみた感想は…、ふむふむ、この懐かしくチープな味わい。むしろ、鍋よりこっちの方がベターな使い道かもしれない。
危うく未使用のまま廃棄になりそうだったが、うまい活用が見つかってよかった。めでたしめでたし。←どんな締め方や。笑
【about me…】
鈴木 翔
静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済などノンジャンルでありオールジャンル。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。