独り身おじさんは、見知らぬ他人の優しさが若い頃より身に沁みる
二十代半ばで一番上の姪っ子が生まれてから、僕は自分のことを「おじさん」と認めている。それは彼女のおじさんであることが嬉し...
二十代半ばで一番上の姪っ子が生まれてから、僕は自分のことを「おじさん」と認めている。それは彼女のおじさんであることが嬉し...
自転車がないと、生活がままならない街・勝どき。ただし、適度に足を伸ばせる場所に自転車用具店がない街でもある勝どき。 ちょ...
人間同士の接触をなるべく控える社会になり、面倒なことも増えれば便利になったこともある。僕にとっては、誰か来ても玄関に出な...
入国制限が緩和されて、インバウンドの観光客が戻りつつある。「爆買い」の本場である銀座の近くに住んでいると、鮮明にその変化...
君は本物の「馬車馬」を見たことがあるか? ある時、社会人として若葉マークが付いた子と話していて、向こうからこんな言葉が出...
東京にいると、まるで建物のジャングルの中で暮らしているようなものであるが、現代人の生活において「野生」の感覚を研ぎ澄ます...
子どもの頃、家族で「m」の看板が立つあの店のドライブスルーに寄ると、商品を受け取った後の車内で必ず親からこう言われたもの...
常人の一生分の旅行は既にしてきた自覚のある僕だが、小さな頃からあちこち旅行に連れていってもらえた子供だったかというとそう...
新しいものにアジャストしながら、それでも割と古風な産業の中で育ってきたので、礼儀を欠いた態度にはイラッとすることがある。...
家族が固まって動く空港という場所 空港のような極めてシステマティックだけど訪れる人がプライベートかつマナーが曖昧な場所は...
カフェなんかに行くと、いかにも真面目そうに見えるバイト店員が客に冷たい接客をし、その裏で店員同士でキャーキャーと楽しく会...
コロナ禍の影響で億劫になっていた“アレ” 最近、節目の誕生日を迎えたこともあり、ひとつ行ったことがある。 それは“記者七...
編集ワークで外部のライターさんのインタビューなどに立ち会う際、つつがなく話が進行しているかチェックするだけでいいような場...
コロナ禍の世の中になって、こりゃ当分ないだろうなぁ…と思うもののひとつに「同窓会」がある。そもそも僕らの年代だと10年に...
エルメスシアターに興味が湧く つい先日、仕事で六本木を訪れた時のこと。東京ミッドタウンの地下で同行者を見送った後に壁の巨...