モンゴル、ウランバートルのチンギスハーン国際空港のトランジットで何食べよう?


もう年が明けて早くもひと月が過ぎてしまったが、今さらながら年末年始のお話。

年末、早めに海外へ飛び出した僕は、目的地までのトランジットでモンゴル・ウランバートルのチンギスハーン国際空港を訪れた。

到着時間は現地時間夜8時半。出発は翌日の午前10時ということで約13時間のモンゴル滞在だ。それだけ余裕があればウランバートル市街まで出ることもできなくはないが、この時間に街へ出たとして楽しめることはほぼなく、空港までのアクセスに詳しくないゆえ早朝にちゃんと戻ってこられるかリスクが伴う。

何より空港の外はマイナス30度近い極寒で市街どころか空港の外にすら出る気が起きない。そういうわけで入国はせずに空港のゲート内で過ごすことにした。



どんな空港なのか下調べしてこなかったので不安ではあったが、施設は比較的新しく、無料のWi-Fiは簡単に接続できるし、幸いなことに楽な体勢で横になれる寝そべりベンチがある。さらに運が良いことに充電ブースの横が空席だ。よって、そこに陣取り一番近いコンセントに充電器を挿入。すぐにサイドデスクを私物で占拠し、コートをブランケット代わりに広げて、ソッコーでテリトリー化に成功する。



キャンプ地を確保したら次は腹を満たしたくなるというのは、旅の時も登山の時と一緒だ。しかし、運行本数がさほど多くないこの空港。ゲート内の空間も大して広くなく、食事ができるところといえばカフェかラーメン屋の二択しかない。

サンドイッチ程度しか期待できないカフェメシに比べたらラーメン一択なのだが、しばらく豚骨スープの味は忘れるつもりで出て来たはずなのに、出発早々ラーメンかい!というセルフツッコミが入る。そもそもどうして二択のうち一つはモンゴル料理じゃないんだろう。しかも、なぜ蒙古タンメンじゃなくて豚骨ラーメンなんだろう(※なお、念のため補足すると、蒙古タンメンはモンゴル料理でもモンゴル由来の料理でもない)。

つーか、オラ、昨夜に家系ラーメンを食べたきたばかりなんだよ。


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かといって、お菓子や飲料を売っている売店でポテチの値段を聞いたら400円くらいするっていうし…。ここはあれこれ言わずにラーメンにしとくかって思ったのだが、そんな時、裏道のような通路に軽食の自販機を発見したのである。



ポテチやチョコバーなどひとつ100円から300円くらい。何よりカップラーメンを売っている。近くに温水の出る無料のウォーターサーバーがあるので湯の確保も問題なし。よし、こんな時はこういうのでいい、いや、これがいい。

が、しかし。並んでいるラーメンをよく見ると、キムチ、キムチ、辛ラーメン、キムチ……って、

ほとんど韓国の辛いラーメンばかりないじゃあないの。



4つ5つカップラーメン入れるなら、辛いやつは一種類でいいんじゃない?

と思ってしまうニホン人←私。だって、この手のやつって決して万人受けするとはいえない味だし、スープ捨てる場所無いから辛~いスープまで全部飲み干さなきゃならないじゃない。

とはいえ、今はこれが自分にとってベストチョイスであることに変わりはないので、辛ラーメンを買ってヒーヒー言いながらスープまで全部食べ切ったのだった。

ちなみに…、



到着時は既に夜で外は真っ暗だったチンギスハーン空港だが、翌朝目覚めると滑走路の向こうには大雪原の風景が広がっていた。周囲に遮る建物のない一面の景色。



治になれば、これが新緑で染まるんだと思いながら草原の国・モンゴルの壮大さを少しだけ感じられた気がした。

次はちゃんと暖かい時期にしっかり旅しに来るぜ、モンゴル!

about me

鈴木 翔

静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済などノンジャンルでありオールジャンル。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。

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