コミケなどの大混雑イベントで東京ビッグサイトにアクセスする時はシェアサイクルの利用もおすすめ

観光船が行き交う隅田川の景色

コミケの開催で、ゆりかもめやりんかい線が混雑というニュースを見た。今やそういうニュースは、この時期の風物詩だ。

東京ビッグサイト。湾岸エリアの南部にあるあそこは、コミケだけでなく出張で展示会等に行くビジネスマンも、都心方面からの移動を迷うスポットだろう。



まず考えうる移動手段は次の3つ。

・新橋駅、豊洲駅から「ゆりかもめ」

・新宿方面、新木場駅から「りんかい線」

・東京駅八重洲口から都バス「東16番」

あとは、

・品川駅から「お台場レインボーバス」

という手段もあるが、こちらはお台場行きでビックサイト直通ではないので、お台場海浜公園前のバス停から25分くらい歩かなければならない。



いずれにせよ、コミケなどの集客力MAXなイベントの場合、どの公共交通も箱詰めのギュウギュウを覚悟しなければならないのである。

普段から自転車移動中心で、すっかり満員電車が体質に合わなくなってしまった身からすると、湾岸手前まで電車で行ってシェアサイクルを使うだろう。

これ、意外と知られていない手段かも。

都心では定着した赤いシェアサイクル。



正式名称は「ドコモ・バイクシェア」。

街中にあるレンタルポートで借りて、目的地近くのレンタルポートで乗り捨てでOKなので、借りた場所に返す必要はない。

山手線の新橋駅から東京ビッグサイトまでは自転車で30分少々の距離。

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この方法がおすすめなのは、ビッグサイトまでの道のりで東京の湾岸らしい風景が楽しめるという“おまけ”が付いてくるからだ。



あえてここに写真を出さないが、特に晴海大橋の橋上から見るタワマン(話題の晴海フラッグこと旧東京五輪選手村)や豊洲市場が立つ景色と、豊洲ぐるり公園から見るレインボーブリッジは最高のパノラマである。

お台場までには晴海大橋など厳しい坂がいくつかあるが、電動自転車だから難はない。

アプリで利用登録できて、支払いはクレジットカード払いかドコモのd払い。アプリの地図上に各レンタルポートの貸出状況が確認できる。

注意すべきは、荷物が多い場合はおすすめしないのと、新橋のシェアサイクルは湾岸エリアの多くの住民が通勤などに生活利用しているため、早朝の貸出台数が極端に少ない点。



シェアサイクルの移動を前提とするなら、都心側からビッグサイトに比較的近い勝どき駅を起点にした方がいい。勝どきなら朝でも貸出可能なシェアサイクルが多く、ビッグサイトまで自転車で25分ほどと新橋より近い。

ちなみに、新橋あたりから今話題の電動キックボードという手段もあるが、あれはスピードがあまり出ないし、ずっと立ったままの姿勢で30分以上の移動はややしんどいので、このケースではあまりおすすめしない。

夏は暑いので少し大変かもしれないが、イベントついでに湾岸の素晴らしい景色もゆっくり楽しめるので、おすすめしたい手段のひとつである。

【about me…】

鈴木 翔

静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済などノンジャンルでありオールジャンル。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。

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