旅の禁断症状。コロナ後に海外旅行が解禁されるのはいつごろ?


例年、特にフリーになって忘年会やら大掃除やらに縛られなくなってからは、年末は早めに東京を脱出して、どこかでひとり“心のデトックス”の時間を取ることに決めてきた。普段の今ごろなら年内にやり残した作業に追われながら、併行して旅の準備をしているころだ。



しかし、言うまでもなく今年は年末年始も移動自粛ムード。実家に帰ろうにも必ずノーダメージ(100%嫌な思いをせずに)で戻ってこられる保証はまずないので、ほとんどの時間を自宅で過ごすと思う。そんなこともあり、年末年始休みはゆっくり本を読んでナレッジを貯めながら、年末まで開いている美術館や美術展なんかを訪ね歩きたいと考えている。

まぁ、そういう状況にあって唯一の楽しみは、久しぶりにリアルタイムで見られそうな紅白歌合戦の司会が大泉洋だということ。ここはひとつ、司会者もソーシャルディスタンスを取ってNHKホールを飛び出し、マレーシアのブンブンブラウあたりから全編生中継して欲しい。笑(ブンブンブラウについては、水曜どうでしょうのジャングルリベンジ編を参照)。

……先日、そんな話を友人としていたら、彼から「今のうちはお小遣い貯めておいて、コロナが収まったら派手に旅行すればいいじゃん」と言われた。たしかにそれはそうなんだけど、待機期間とか無しに外国への旅行が解禁される時なんて、果たしていつのことになるんだろう。国内の移動ですら賛否が出ている中で国外への観光での移動なんてまだ論外の域で、先行き不透明な今の状況では、これもまた予想でしか語れない話なんだろう。

いずれにしてもまだまだ先のことであるけれど、外国の渡航には自国の都合だけではなく渡航先の国の都合も関わってくる。コロナ前の国際秩序なら、こちらが開けばあちらも開くという相互関係が基本だ。ただ、その点で言えば、来夏に東京五輪がつつがなく開催されれば、そこを契機として、他国と比べても比較的早く、秋くらいには日本人の海外渡航が復活してくるような気もする。

ただ、たとえワクチンが普及したり、特効薬ができたとしても、他国での外国人観光客に対する蔑視、あるいは帰国後の旅行者への警戒心は早々と解けることはないだろう。ノーリスクで海外旅行をしたいと思ったら、おそらく次のパリ五輪くらいまで時を待たなければならないと僕は思っている。国内でも国外でも現地の人に後ろ指を差されながらする旅行なんて、きっと楽しくない。かつてのような旅は当面戻ってこないと覚悟しておかないと、ただただ苦しいだけ。

これまで貯めた思い出があるからしばらくは耐えられるけど、きっと次に旅に出る時は「○年間、旅も帰省も禁止された鈴木がイライラ全開でアドレナリン爆発!カメラのシャッター押しまくり食欲剥き出しTRIP」みたいな、どっかの企画にあるような旅になるんだろうな。

最後は若干下ネタ譲りの言葉で締めたところで、今日はこれにて。

ああ、旅がしたい、旅がしたい、旅がしたーい!


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