【ガンプラ作り】量産機のくせにカッコよすぎる「ウィンダム」という機体
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ガンプラ買いにGWのお台場ガンダムベースへ
子どもの頃から興味のないことにはまったく関心を持たないが、一方で、一旦ハマり始めると一気に沼に落ちる性格である。
5月連休前、同年代で趣味の合うお仕事関係の方と「水星の魔女」の話で盛り上がり、その方がガンプラを作っているという話題になった。
私も昔はよく作ったプラモ。話を聞いているうちに、久しぶりに私もパチパチとあの組み立てる感覚を味わいたい衝動が湧いてきた。
この辺でガンプラ買うなら、いろいろ揃っているお台場のガンダムベースに行くのが最も手っ取り早い。
そういうわけで連休まっさかりの中、ガンダムベースの入るダイバーシティ東京へ。
着いてみたら、まさかの入場3時間待ち…。入場制限あるのは知っていたので、下のマックで待ち時間を過ごす前提で行ったのだけど、大行列のマックだけじゃなくどこもかしこも人混みで、休めるような場所が見つからない。ここは東京の中でも有数の観光地だから当たり前か。
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ダイバーシティ以外もカフェスポットが限られているお台場。こうなると逃げ場がない。群衆から少し離れた外のベンチで時間を潰すか…、と思ったけど、2階にあるタリーズのテラス席が幸運にも空いていた。
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そして観光客やカップルなどが浮かれる中で一人パソコンに向かって作業をして3時間が過ぎ、ついにガンダムベースへ…と思ったら、集合時間からさらに20分近く行列につくことに…。
入り口を進んでいくと、巨大なエアリアルがドーン!
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売り場も、やはり放送中の水星の魔女製品が売り出し中なのだが、それらはどこでも手に入るから、アウトオブ眼中(90年代用語)なのだ。
ガンダムベースのいいところは、玩具屋さんにはあまり並ばない過去作のプラモに出逢えること。しかも転売ヤーのプレミア付きではない定価で。今回の目的はそっち。
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もうひとつの縛りは、仕事仲間の彼と同じ機体でかぶりたくないということ。完成を見せた時に「あ、それは僕も作ったことある」と言われるのは一番つまらない。
ただ彼はガンダム厨に近いので、主人公機なんかは大体作っているのだ。つまり主人公機以外で自分の知ってる機体を探すというのは、結構難しいのである。
ガンダムSEEDなんかも続編のDestiny含めて何回か観た作品であり、主人公機のストライクフリーダムなんかは一度は組み立ててみたい機体ではあるが、そんなのは彼が200%持っているのは間違いない。
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ああ、それでもストライクフリーダム作りてぇ…と手が伸びそうなところで、すぐ横の機体に目が留まった。ウインダムではなくウィンダム。ウィンダムって、そんな機体、アニメの中に出てきたっけ?
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ただ、形といい、白と青のカラーリングといい、何かカッコいい。いや、いい大人になってみると、ストライクフリーダムとかジャスティスなんかは、装備がコテコテでくどい印象があるけど、こちらはガンダム似の顔でありながら、装備もシュッとしていてスマートだ。よし、これを作ってみることにしよう。
それにしても、周りの人を見ると、五千円とか一万円とかするプラモがバンバンとカゴに入っていく。遠方からわざわざここまで来る人たちなんかは、せっかくだからと財布の紐が緩むのだろう。お買い物の狂喜乱舞を見た気がする。
HG1/144 ウィンダムを作る
さて、ウィンダムとそのほか2体を買って帰宅。一通りやることを終えて、深夜に組み立てスタート!
久しぶりのガンプラ作りなので、説明書に忠実に従ってパチパチと組み立てていく。
その間、説明書の紹介を読むと「ダガーLの後継機として開発された地球連合軍のMSが、このウィンダムである」とある。調べてみるとダガーLは量産機らしい。つまり“ファースト”こと元祖ガンダムでいうとジムなんかの立ち位置か。量産機にして、このデザインはかっこよすぎだろう…と思ったが、その後に「総合性能はストライクガンダムに匹敵する」と書かれていた。なるほど、それなら納得。
そして、約2時間ほどかけて、ようやく完成。ご覧いただこう、これがウィンダムだ!
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カッコよ。笑
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白と青の配色の中で黄色い角が映える。
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ビームライフルを構えてみたり。
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先っちょ尖っていて武器にもなる攻盾。
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翼のようなジェットストライカー(これがあるゆえに、立たせる時にバランスが悪いというのは玉に瑕だが…)。
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ちなみに作った後、サブスクでSEED Destiny見たら、ウィンダム、ちゃんと出てました。ネオ・ロアノークも乗ってました(専用機だけど)。笑
久しぶりのガンプラ作りだったけど、あれやこれやと気が散りがちな現代において、自然とひとつのことに集中できるプラモデル作りというのは気分転換にもちょうどいい。今年のGWはゴールデンウィークではなく、ガンプラウィークになりそうだ。
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【about me…】
鈴木 翔
静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済などノンジャンルでありオールジャンル。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。