kitto minna onajiomoi wo kakaeteiru.

街の雑踏がすっかり戻ってきてテレワーク普及なんて本当に進むのかって思ってしまう昨今。

今までの普通が戻りつつあることが嬉しい自分と、もう大丈夫なのかと警戒する自分。そんな気持ちの両方を抱えている。



新型コロナの特効策がまだないから、自分の中の片方にある警戒心はなかなか消えない。「自粛警察」なんて言葉も流行ったりして、自分とは違う人を見つけては「何でマスクを着けてないんだ」「こんなにたくさんの人が集まっても大丈夫なのか」「大声でしゃべるな!」なんて他人を責める人もいる。

直接攻撃するわけではなくても、例えば、SNSで誰かのモラルを問うような話をして、他人を責めてしまった自分に罪悪感を抱く経験をした人は少なくないはず。

そういう後悔をすると、きっと物事を真面目に考えてしまう人ほど、心の闇にハマってしまうに違いない。

でも、この答えのない状況の中で、そういうジレンマを抱えているのはきっとみんな同じ。人間は多面的な生き物。どんな人格者の中にも悪い人格はある。自分の中にある悪い自分を肯定してあげると、きっと心が少し軽くなる。

この葛藤と戦いながら、世の中全体が良心が勝つ方向に向かえばいい。

私たちの民度はこんな禍に簡単に負けるほど柔ではないと僕は思っている。

kitto minna onajiomoi wo kakaeteiru.

【about me…】

鈴木 翔

静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済などノンジャンルでありオールジャンル。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。

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