ホテルをチェックアウトする時ってどうしてる? 丁寧過ぎも考えもの

今朝のツイッターのトレンドに「ホテルの嘆き」ってワードが出ていた。あるネットニュースの記事から起こったトレンドのようで、記事をごく簡単に要約すると、GoToトラベル開始後に質の悪い日本人観光客が増えたっていう内容だった。比較対象にインパウンド客が出てきたので、なぜわざわざ外国人なんだろうかと思い、これは特定のバイアスがかかった情報のような気がして、すぐに記憶から消した(笑)。



ただ、自分はどうだろうと思って考えてみると、僕は兄がホテルマンなので普通の利用客より情があると思う。おそらくスタッフの人にも部屋の設備にもとても優しい客であることは間違いない。

一方で、僕がホテルに泊まるときは出張でくたくたになっている時か、旅でもいろんなところを回ってぐったり疲れた後であることが大半なので、服も脱がずにベッドに倒れ込み、そのまま泥のように寝てしまうことが多い。よって、掛け布団もかけないまま寝てしまうので、結果的にほぼ原状回復の状態でチェックアウトする時もある。

ただし、これは何の美談でもなく、むしろ後ろめたさを感じる話。なぜなら、あまりにも綺麗に部屋を戻してしまうと、ルームメイキングの人に何を使って何を使っていないのかが伝わらず、後に迷惑をかけてしまうと思うからだ。記事にあるような宿の備品を持って帰るみたいな悪質行為はもってのほかだけど、リネンやバス・トイレの備品は使った証拠を残した方が、後になって掃除する人が片付けやすいはず。実際、ベッドの布団やシーツはベッドからはずして畳んでおく方が親切だという説もある。


時には「前向きなズボラ」も大切


もし自分が片付ける側の気持ちを考えてみるとするならば、スーパーマーケットでレジ打ちしたカゴの中身を袋詰めする時を想像してみて欲しい。レジ打ちの人も丁寧な人、丁寧じゃない人、いろんな人がいる。一見して丁寧な人の方が正しいように思えるんだけど、レジで打ったものを丁寧すぎるほど綺麗にカゴの中へ戻されると、中身の掴みどころが見つからなくて袋に詰めづらかったりしないだろうか。

必ずしも、いつも丁寧が正しいわけではなく、時には前向きなずぼらさが正しいこともあるんじゃないかって。

何事も丁寧というのは日本人のいいところであり美徳でもあるけれど。時にはちょっとラフな方が効率的なこともある。それはビジネスにおける「抜く場面、抜かない場面」の使い分けなんかにも当てはまるのでは。

今日は簡単に書きました。それでは皆さま、素敵な日曜日をお過ごしください。


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