もうカレーはルーなしでいい -Not need curry roux anymore-
思えばここ数年の間でカレーを作る頻度がめっきり減った。
昔はあんなにカレーばかり食べていたのに。
料理を始めた頃なんて、カレーの達人を目指して、2日カレーが続いたその日の夜にまたカレーを作っていたこともあった。
男ってそんなもの。
でも、カレーは一度作ると量が多すぎる。
もう同じものを2日も食べ続けるってキツいんだ。
いや、もう2食続けて
同じものもしんどい。
だからといって、手間は変わらないのに一回の適量作るのは虚しいし、冷凍すればって意見もあるだろうけど、毎回その時好きなものが食べたい僕にとって冷凍庫の中に「食べなければならない義務」ができるのはあまり好きじゃない。
そしてカレールーならではのお腹にズドンってくる感じの重さが、その後の活動になかなか苦しいお年ごろにもなってきた。
そんな時、テレビである女優さんが、野菜とカレー粉で作るルーなしのチキンカレーを紹介していた。
インドカレーみたいにスパイスいくつも準備するわけじゃないし、あ、これいいんじゃない。
それからスーパーで材料を揃えて、久々にカレーを作り始めた俺。
僕の自炊はあくまで生きるための「ズボラ自炊」だから、
分量なんて
適当だい
バッキャロー!
レシピ通りやるのも楽しくないので最初にサラリとだけ目を通して、見様見真似で実践。
玉ねぎをすり下ろして、ニンニクショウガとしばらく炒めたところにトマト缶とヨーグルトを入れ、エスビーのカレー粉と塩で味を調整しながら完成。テレビではチキンカレーだったけど、ちょうど余った豚肉があったので、我が家はポークカレーにしました。
そうしてできあがったのがこれ。
とりあえず見た目は食欲そそる。周縁部の赤い海感なんか特にさ。
味どうなんだろう?と思って一口入れたら、
んー、これは
デリシャーース。
大量に入れた玉ねぎの甘さと香味感、トマトとヨーグルトの酸味、カレー粉のスパイシーさが相まってカレールーのカレーにはない感覚。
カフェなんかで食べるサラリとしたカレーで、これなら後にもたれなさそうだし、2食くらいは続けられる。
またひとつ、レパートリーが増えたぞ。いやっほい!
久々に自炊でスマッシュヒットしたのでノリで書きました。
I don’t need curry roux anymore.