小泉大臣の「プラスチックは石油製」発言に対抗したくて月島レバーフライの話
常日頃から暮らしの中に面白いものを探している。
今朝はレジ袋の有料化に続いて、プラスチックスプーンも有料化しようとするなど、何かと精力的に動いている小泉進次郎環境大臣のラジオでの発言が炎上していた。
要点をまとめると「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外にこれ知られてないんですけど」って言ったらしい。
プラモデルを作って遊んだ男子ならばプラスチックの原料が石油っていうのはほとんどの人が知っていることだと思う。いろんな反響を見ると、たとえ男子じゃなくてもほとんどの人がプラスチックの原料が石油だということを知っている模様。
まぁ、僕としてはどうでもいいことで小泉大臣を笑うつもりもないんだけど、さっきスーパーに行ったら「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外にこれ知られてないんですけど」っていう発言をどうしてももじりたくなってしまう出来事に遭遇した…。

「どうして毎日毎日売れ残って安売りしているのに、勝どきのマルエツにレバーカツがあるのか。意外にこれ勝どき民に知られてないんですけど」
これは正しいのではなかろうか。
名前の通り、レバーをカツにしたレバーカツ。他の地域じゃなかなか見ないこの食べ物が、なぜ勝どきのスーパーに並んでいるのだろう。
実は昔、雑誌の仕事で取材したことがあって、僕は勝どきに越してくる前から知っていた。
レバーカツはお隣・月島に戦前からあった名物グルメで、月島ではレバーフライとも言うらしい。
月島駅の近くにある惣菜店「ひさご家阿部」が発祥店。他にも居酒屋なんかで提供されている。月島と勝どきではやや街の色が違うけれど、このエリアの中では数少ないローカル食なのだ。
推測に過ぎないけど、佃の石川島に造船所があり、そのお膝元の町工場が賑わっていた頃から食べられていた庶民の味なんだろう。
いつも大体売れ残っているのに、ずっと惣菜売り場のラインナップに残っているのは、この土地に愛されたいというマルエツの思いの表れにも感じるんだよな。
ちなみにレバーがあまり得意ではない僕は、いまだに食べたことがないんだけどね…。
小泉大臣の「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外にこれ知られてないんですけど」は誤りだと思うけど、僕の「どうして毎日毎日売れ残って安売りしているのに、勝どきのマルエツにレバーカツがあるのか。意外にこれ勝どき民に知られてないんですけど」はたぶん当たっていると思う。勝どきにお住まいの皆さん、どうでしょう?