【タイからラオスへ】衝撃だった国境越えの話

日本に住んでいると絶対に不可能な旅の体験。それは…、


陸からの国境越え

両足で別々の国をまたぎ、一歩越えれば違う国。それは国境越えといえば飛行機か船の移動が当たり前の島国に生まれ育った私たちにとって、大陸を旅していることを実感する瞬間のひとつだ。



移動する旅が好きな僕もこれまで何度も国境越えを経験してきた。なかでも思い出深かった陸路の国境越えといえば、インカ帝国の都だったクスコを出発点にインカ文明の聖地を巡る道のりの途中にあるペルーとボリビアの国境越えや、バンコクからバスでアンコールワットに向かった途中のタイ・カンボジア国境越えなどが思い浮かぶ。一方でシェンゲン条約を結んでいるヨーロッパの国々の国境越えは、パスポートチェックすらなくてとても味気ない。

そして、今まででとりわけ衝撃だった国境越えはここ。

チェンマイを出てバスで向かったタイ・ラオス国境。

7年前のアジア旅行で通ったタイのチェンコーンという街からラオスのフエイサイという街への国境。一見すると田舎だけど普通の国境じゃん!って思うかもしれないけれど、タイの出国手続きを終えてラオス側に向かおうとしたら…、

おわかりいただけるだろうか。そう…、


向こう岸に渡る橋が無い。

これどうやって行くんだ?って思っていると、向こうからブ〜ンってカヌーにモーターを付けただけみたいな木船に乗った船頭がこっちにやってきて、


「乗れ」

というジェスチャーをする。そうここは渡し船で渡る国境なのである。

ちなみに、この川はかの有名なアジアの大河・メコン川。

歩けば5分くらいでたどり着きそうな距離。橋が無いのは僕らのせいじゃ無いからタダで運んでくれるんでしょ?って思ったら、

ちゃんと金をとるんかい!(笑)

ちなみに、人ひとり40バーツ(今のレートだと140円くらい)、大きい鞄は10バーツ(35円くらい)。

船に揺られて…っていう感覚もないまま、ものの数分でラオスに入国。

街というより村というのがふさわしいフエイサイ。ちなみに今はちゃんとした橋ができたらしい。

実はこのフエイサイではもうひとつ印象深いエピソードがあるのだが、それはまた別の機会に語るとしよう。

今日も旅のある一日を。それでは。

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