コロナ禍の自転車買い替え「人気モデルは1年入荷待ち!?」という衝撃
8年使った自転車に限界が…
7年くらい使い続けてきた自転車にそろそろガタが来ている。いや、サドルはボロボロだし、ギヤはもう数段しか変えられないし、ペダルは重たいし…と、とっくに臨界点は越えていた。
ただ、それでもカメラと同じく特に愛着のあるアイテムは、新しいものに買い替える喜びよりも今まで使ってきたものと別れる寂しさの方が先に立ってしまう。そういう性格もあって、買い替え時期を自覚しながらも新しいものを探すのに億劫になっていたというのが正直なところである。
しかし、何かにぶつかってフレームが曲がったのか、最近まっすぐに進めないことがある。さすがにこれは自らの身の安全上マズいと思い、真剣に買い替えを考え始めた。
いま僕はコーダーブルームというメーカーのRail700というクロスバイクを使っている。
今や写真を載せるのも恥ずかしいくらいにポンコツになってしまったが、「軽い」「速い」という点について、この自転車はクロスバイクの中でもかなり優秀なので、これ以上の快適さを求めるとなると、まずは次はロードバイクかという迷いに突きあたる。
ただ、ロードバイクは初心者クラスの車体でも今乗っているようなクロスバイクの倍の価格はするし、姿勢的に街乗りには適さないし、何より目立つだけにイタズラされるリスクが高い。そうなると、今のモデルの後継モデルを買うのが“安パイ”な気がするけれど、それは何だかつまらない。
そして、もしもロードバイクにするならば、後にハマったことを考えるとコンポーネントは「105」以上のものを買っておきたいし、今買うならディスクブレーキのモデルがいい…などなど考えているうちに、予算とこだわりを照らし合わせていくと自ずと車体が絞られる。
楽天でも調べたけれど、やはりこれはプロの声を聞いたり体のサイズなどを見ながら自分に合ったものを買いたいので、最低限の知識を武装した上でリアル店舗に出かけることにした。
自分の好み、サイズに合った自転車がない…
僕が欲しいようなスポーツバイクを扱う大型店はこの近辺でそう多くなく、代表的なところではワイズロードくらいしかない。そして実際に店舗を訪れてみると、欲しいものが簡単に手に入るだろうと思っていた自分の考えが極めて浅はかだったことに気付かされた。
なぜなら欲しい車体が売っていない。モデル自体が売り切れ、モデルはあるがサイズが小さい、欲しい色が無いなど、狙いの車体が見つからないのだ。
もしかしたら店の倉庫には在庫があるのかもしれない…と思って店員さんに聞いてみると、「このモデルについては店に出ているものがすべて」と言う。
しかも、こういうところにもコロナ禍の影響が直撃していて、世界的に自転車の需要が高まっている上にサプライヤーからのパーツ等の資材不足で人気モデルはほとんどが欠品らしい。今ないものについては、
半年から1年は
入荷待ち
とのこと。えっ、マジで?
店員さんによると、まだ2年はこういう状況が続くので、いま在庫があるものを買っておかないとますます選択肢が狭まるだろうと。
わしは今すぐ
新しいのが
欲しいのに、
1年とか2年とか
待てるかい!
スポーツバイクなんて一部の趣味の人が乗り物で、そんなにバカバカ売れるものじゃないと思っていたけど、そんな状況になっているなんて知らなかった〜。
でも、爆発的に増えたウーバーイーツなんぞを見ると、自転車の製造が追いつかないというのも当たり前のことか。しかしまぁ、自転車すら自由に選べないこんな世の中って…。
店の人に何台か紹介してもらって試乗を促されたけど、ここで買ってしまうとどうしても妥協になってしまうので、気分が萎えて店を出た。
専門店からサイクルコーナーがある家電量販店まで、都内の店を7店舗くらい回ったけれど狙いの車体はなく、これ以上疲れるのは勘弁なので、もう通販に頼るしかないなと。
リアル店舗に在庫がないものも通販ならまだ在庫がある。しかも通販の方がちょっと安い。妥協してリアル店舗にあるもので間に合わせるか、それとも試乗はできないけど通販で希望の車体を買うか。こうなるとリアル店舗を優先したいような買い物でも、僕の場合は通販を選ぶことになる。一方で、そうなるとリアル店舗というのは、お試しだけの”ショールーム”になってしまうなと思わなくもない。
今じゃ洋服なんかも似たようなところがあって、ショッピングモールなんかを歩き回ってもどこもあまねく一般受けするような似た服しかなく、個性を求めるなら通販で探した方が早いと思ったりもする。
それを友人に話したら、今や自動車も納車まで一年待ちがザラで、納車してすぐに新しいモデルが出るからトラブルになることがあるそうな。
ちなみに、ロードかクロスか悩みに悩んだ結果、やはりドロップハンドルはイタズラされるのが怖いので、アンカーのRL3 FLATに決めました。街の中を走るなら十分過ぎるスペックでしょう。
1週間後の納車が楽しみ。それまではRail700とのラストツーリングを楽しみます!
【about me…】
鈴木 翔
静岡県生まれ。東京都中央区在住。<br>出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済など様々。これまでの経験値から「たとえわかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。