あのキッチングッズがまた壊れました
基本的に物持ちは良い方です。キッチンで使う道具も然り、フライパンも一人用鍋も5年くらい前の友人の結婚式でもらったやつを今も使い続けているし、お皿やカトラリーも前に住んでいた部屋の時のをそのまま使っている。ここ数年で複数買い替えているものといえば、毎食のように使う汁物用のお椀とお箸くらいだ。
いや、もうひとつ結構頻繁に買い替えているアイテムがあるな。最近も壊れたばかりのもの。それがこいつ。
そう、すりおろし器。
真ん中のカッターの部分でパキッと割れた。
だいたいおんなじパターンで壊れて、半年に一度くらいのペースで新しいやつを買っている。
そこそこ登場機会はあって、一番の出番が多いのはパスタなんかを作っていてニンニクをすりおろす時。
ニンニク。輪切りでもいいんだけど、細かくしちゃった方が火の通りが速くて“時短”というやつになるので僕はすりおろしちゃうんですね。
で、すりおろしたものが穴や刃にひっかかったままだったりして、それを落とそうとプライパンのフチにパンパンと叩いたりするとポキッと割れる。もしくは流しに放置した時に上から鍋のようなものを置いたときにその重さでポキッと割れる。とにかくカッターが付いているところの両サイドのプラスチックがとてつもなく脆いのだ。
百均のやつで過去何度も失敗しているから、これは安物買いの銭失いになりかねないなと今回はDELISH KITCHENコラボの少々お高めのやつ(といっても500円前後だったと思うが)を買ったんだけど、やはり半年しないうちにこのザマだ。ぜめて1年は持て。
うーん、これはちょっとお高めの金属製のやつじゃないと俺のような“ハードすり下ろしスト”の要求に耐えられないのか…なんて思ったけど、よくよく考えたら、俺、このカッターの部分って使わないんだよね。これ、何のためにあるの? あ、玉ねぎをスライスするやつか(←自炊が我流すぎて意外と簡単な常識を知らない人)。どうせ欲しいのはすり下ろしの部分だけだから、これ半分のままで使えば良いのか。そうだ、買い替えてたまるものか。
たとえ絶望しても全部をゼロにするんじゃなくて、できるところからまた立ち上がる。それは人生でピンチに遭遇した時と似ているかもしれない…なんてね。
【about me…】
鈴木 翔
静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済など様々。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。