東京−名古屋間の移動は、深夜便より昼便の高速バスが意外と便利

バスの写真を撮り忘れたね(仕事じゃないから何でもかんでも撮らないね)

先日のブログにも書いた通り、この年末年始は4日から5日にかけて1泊2日で名古屋まで行ってきた。メインの目的は愛知に住む昔からの友人と会うためだった。

東京から名古屋までの移動。長い移動を厭わない体質&コスト切り詰め派の僕にとって、新幹線というのはやや“贅沢感”のある乗り物である。そういうわけで、まずは鈍行列車か高速バスかで検討してみた。

新幹線、鈍行列車、深夜バスではない“第4の手”

鈍行列車だと所要6時間半。始発で出ても朝6時台に出発して午後1時過ぎに着く感じ。運賃は6380円。新幹線だと10650円なので、片道あたりの差額は4270円。コスパで比較をするとこの区間ぐらいが鈍行を選ぶメリットが最も薄い距離かもしれない。この差なら新幹線を選ぶのが正直なところだ。ただ、年末年始はちょうど青春18きっぷが出ている時期なので、それを活用する手がある。しかしあれは5日分綴りで12050円。既に年明けだと期限内(1月10日まで)に全部使い切れる気がせず、何日か分を捨てることになる。チケットショップで開始済みの切符を探すのもありだが、この時期に2日分だけ余った券と巡り合うのは奇跡に近い幸運といえる。



一方で高速バスは東京から名古屋まで約5時間半の道のり。ただ、一週間の滞在とかならまだしも、たった2日間の旅程で往復とも深夜バスとなると体に与える負担がだいぶ大きい。眠れる時はスッと落ちるけれど、眠れない時はとにかく眠れないというのが深夜バスという乗り物だ。とりわけ、近くにイビキの大きな人がいるシートに当たってしまった時の苦痛は筆舌に尽くしがたいものがある。帰ってきたらすぐに今年最初の取材。ハードな移動を苦にしない僕であっても、仕事始めから全身が超ダルいというのはなかなかキツい。

そんなことを考えながら幾つかの選択肢を考えていたら朝に出発する昼便の高速バスが見つかった。午前8時にバスタ新宿を出て、午後の1時過ぎに名古屋駅近くに着く予定。年末年始の混みそうな時期でも運賃は片道2700円。ど、鈍行列車より1500イエンも安い…。

僕の思う高速バスの大きなメリットは、

 長距離を低コストで移動できる 

 夜間を移動にあてられる 

 乗り換えがないので寝過ごす心配がない 

 早朝から現地で行動できる 

ざっと挙げるとこんなところなので、いつもは昼便のバスというのはあまり選択肢にない。しかし午後イチから現地で動けるスケジュールで、鈍行列車に比べていろいろ面倒がないなら日中のバス移動は“アリ”である(例えば大阪行きのようにもう少し長い距離だと、朝出ても到着は夕方になるので、その日はほぼ何もできない)。何より深夜バスのように車中が真っ暗でスマホを見るのも憚られるということもないので、車中の時間を有意義に使えるのが大きい。そして、この日は友人と15時集合なので焦って名古屋へ行く必要もない。

なお、帰京後の体調を考えると帰りの方が重要なので、復路も昼便を探してみたら夕方5時発の便が見つかった。

マジか、車内スカスカやん

かくして1月4日の朝8時にバスタ新宿から名古屋行きのバスに乗ったあたくし。意外だったのは正月過ぎの移動が激しいこの時期に乗客はなんと10人程度。車内はスカスカで2人席を一人で利用できた。コロナ下もあって偶然の状況だったと思うが、うしろの席も空いていたのでシートを倒してリラックスした体勢になれた。そういえば、かつて長野に行く際に昼便のバスを利用した時も満席には程遠かったから、昼便の混み具合というのは大体こんなものなのだろう。



そんな感じなので車中はだいぶ快適。スマホでニュースを確認したり、Kindleで本を読んだり、車酔いを心配するとずっとはさすがに厳しいが、パソコンを広げてメールをチェックしたりブログをアップすることもできた。また、これは昼便に限らずのことだが、今の高速バスにはだいたいコンセントかUSBポートが各席についているので、PC、スマホ、ポケットWi-Fi、カメラの電池、ワイヤレスイヤホンなど充電が必要な機器を持ち運ぶことが多い僕にとって非常にありがたい。

なお、静岡県内(僕の地元)のサービスエリアで2度の休憩を挟んだが、深夜便では閉店していることが多い土産物店も開いていて、店内を歩きながら我が郷土の名産品を吟味できた。懐かしいものがあったり、初めて見るものがあったり…、結局、磐田市の銘菓で高校時代の同級生の実家が作っている又一庵のきんつばを購入した。深夜便だとこそこそ食べなきゃいけないが、昼便なら形もしっかり確かめながら堂々と味わうことができる。そこも小さなメリットだろう。

唯一の不安は正月休みの渋滞に巻き込まれることだったが、途中、浜松で40分の休憩をとって時間調整を挟むほど順調に進み、当初の予定通り13時20分ちょうどに名古屋に着いた。

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改めて東京ー名古屋間で昼便のバスを使って良かったポイントを箇条書きでまとめると、

 深夜便より混んでいないことが多い 

 深夜便よりリラックスした体勢が取れる 

 車内が明るいので移動時間を有意義に使える 

 日中なのでサービスエリアが営業している 

 ・コンセント or USBポートが使える 

名古屋では友人と久しぶりに再会し、カフェでお茶をした後に、なぜか名物には行かずに餃子の王将でギョーザ三昧。翌日は前から行きたかった徳川美術館で美術&庭園鑑賞。そして名古屋発の前に、「あ、そういえば名古屋名物をひとつも楽しんでいなかった」と思い出し、矢場とん…ではなく、ローカルのチェーン食堂でチープな味噌カツを食べて夕方5時のバスに飛び乗った。帰りもなかなかのスカスカぶり。疲れていたので出発直後に眠りにつき、あっという間に東京まで帰ってきた。

2日間で名古屋滞在約28時間。初めての名古屋じゃなければ、体の負担も少なく、これで十分だと思った。ちなみに、夕方初の便で東京駅に帰ってきたのは23時過ぎだった。この時間になると湾岸方面の都バスがもうなくて、以前までだと歩いて帰るか電車で遠回りして最寄り駅まで帰るかの二択だったが、今じゃシェアサイクルが増えたので、その不便さもなくなった。翌日、余計な疲れを残さずに仕事始めできたとさ。チャンチャン。

席が埋まっていればここまで快適なこともなかっただろうけれど、今後も距離によっては昼便のバスをスケジュールに組み込んでもいいなぁと思わされた小さな旅でした。

【about me…】

鈴木 翔

静岡県生まれ。東京都中央区在住。出版社や編プロに務めた後に独立。旅好きでこれまでに取材含めて40カ国以上に渡航歴あり。国際問題からサブカルまで幅広く守備範囲にしています。現在は雑誌、実用書などの紙媒体での編集・執筆だけでなく、WEBライターとしても様々な媒体に関わっています。ジャンルは、旅、交通、おでかけ、エンタメ、芸術、ビジネス、経済などノンジャンルでありオールジャンル。これまでの経験から「わかりにくいものでもわかりやすく」伝えることがモットーです。

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